様々な治療法

ワキガは美容上の問題と考える場合が多く、病気とは考えない人が多いものですが、人により、ワキガが強い人もいます。こうした場合、一つの病気と捉え、専門医による治療が必要になるケースもあります。ワキガは厚生労働省にも病気として認められていて、健康保険の対象となっています。

ワキガの治療法は、最近はいろいろな方法があります。その中で、現在人気のある治療方法として、ボトックス注射と呼ばれる治療方法があります。これは、ボツリヌス菌を皮膚の下に注入する事で、その部位を麻痺させる方法です。ボトックス注射はほとんど副作用が無く、注射だけで済むことが、人気の理由のようです。ボトックス注射をした部位は、麻痺するので汗もかかないため、ワキガを防げるわけです。

従来から行われてきた療法としては、吸引方や、皮下組織削除法などがあります。吸引法は、わきの下に小さな穴をあけ、細い管を入れて行う方法です。術後もキレイですが、盲目的に行うため効果が不十分です。皮下組織削除法は、数センチの切開をして、目で確認しながら汗腺を除去する方法です。吸引法に比べれば効果は大きいのですが、傷跡が大きい、出血が多い、などの理由で、逆に手術範囲が狭くなり、思った程の効果が得にくいのが実情のようです。

また超音波法というものもあります。これは、最先端の手術療法で、わきの皮膚を数ミリ開き、その部分から超音波発生器を挿入し、ワキガ(わきが)の原因となっている皮脂腺やアポクリン腺、エクリン汗腺を破砕して取り除く治療法です。

この他にもいくつか方法があり、技術は日進月歩です。医師とよく相談し、それぞれのメリット・デメリットを理解してから治療法を選択することでしょう。

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