診断法はあるの?

ワキガの診断方法の一つは、耳垢を見てみることです。耳垢が湿っているとワキガが強い可能性があります。耳垢が湿るのは、耳の中にあるアポクリン腺からの汗が原因とされます。

耳の中にあるアポクリン腺は幼少の頃から発達しているので、腋臭臭が発生する思春期以前から確認できるようです。また、切開によりアポクリン腺を確認する方法もあります。

ワキガは、遺伝によるものも大きい、とよく言われます。片親が腋臭症であると、子供の約50%に、両親が腋臭症であると子の約80%に遺伝する、というデータもあるようです。

脇の下から、自分でも気付くくらいワキガが強い場合もあるのですが、意外と、自分では気付かない人も多いようです。臭いの程度は、衣服の材質によっても異なったりします。脱いだ服の臭いから、後になってワキガと気づいた、というケースもあります。

また、臭いは思春期のころから強くなったりします。これは性ホルモンとの関係です。さらに、女性の場合、初潮年齢とも関係があり、生理周期にあわせて、臭いの強さが変わったりするケースもあります。

シャツの脇の下の部分の黄ばみがひどい場合も注意が要ります。他に、脇の下の毛が多い人も、ワキガの原因となりやすいようです。ただ、汗をかくことは人間にはどうしても必要なことでもあります。このため、過度に自分の臭いを気に過ぎるのも間違いです。ワキガの治療は、全くなくすのではなく、通常のレベルに落とすことが目的になります。

スポンサードリンク

次ページ: すそわきがって??

Copyright © Since 2008  わきがNAVI  All Rights Reserved.
掲載記事、写真、イラストなど、全てのコンテンツの無断複写、転載、公衆送信などを禁じます。