わきが手術で治療1

本気でわきがを治したい人の最も手っ取り早い方法が手術を受けることです。昔はわきが治療の手術と言えば、わきの下の皮膚を切開してアポクリン腺や皮脂腺などの組織を削り取ってしまうというものでしたが現在は治療法も進歩してさまざまな方法が選択できます。具体的には「電気凝固法」「電気分解法」「ボトックス注入法」「剪徐法」「超音波治療法」「皮下組織吸引法」「皮下組織削除法」「皮下組織掻爬法」などがあります。

【電気凝固法】

エステで脱毛を行うとき、毛根に高周波電流を流して毛根細胞を破壊してしまうという方法がありますが、それをわきがに応用したのが電気凝固法です。高周波電流でアポクリン腺や皮脂腺を破壊してしまいます。あまり強いわきがの人には十分な効果が出ない場合があります。また、完全にアポクリン腺をなくしてしまうわけではないため、根治は期待できません。

【電気分解法】

電気凝固法とよく似た手法ですが、アポクリン腺や皮脂腺そのものを破壊するのではなく、分泌口を破壊します。しかし効果は一時的であることが多く、いずれ元に戻ってしまいます。エステなどではよく行われる治療法ですが、専門医はこの治療法を疑問視しています。またエステでこれを行う際は麻酔が使えないため、それなりの痛みも覚悟する必要があり、施術費用も高額です。

【ボトックス注入法】

ボツリヌス菌をわきの下に注射し、ボツリヌス菌が作り出す毒素で筋肉の収縮を抑えることによって汗腺類の働きを抑える治療です。メスを使わず治療できるというメリットがありますが、ただしこれは半年ごとに施術する必要があり、数年間かけて汗腺を収縮させてゆきます。一回ごとの施術に8~10万円程度の費用がかかります。最近ではかなりポピュラーな方法とされています。

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